ブックタイトルキャンパスネット 2018 SPRING 春 37号

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概要

キャンパスネット 2018 SPRING 春 37号

足利銀行(めぶきFG)が産学官金連携「めぶきFGひざづめミーティング2017」を開催地域のものづくり企業が抱える新製品開発や技術力向上等に関する課題について、大学の先生方と少人数の経営者が“ひざづめ”で話し合い、共同研究や情報交換に役立てようとする試みが、めぶきFGの足利銀行、常陽銀行の共同主催で2017年6月に宇都宮大学の協力により開催しました。めぶきFGの常陽銀行では、茨城大学などの協力を得て「ひざづめミーティング」を過去に6回開催した実績があり、参加された企業に好評を博していることから、同グループの足利銀行でも2017年度から実施することになりました。第1回目となるこの試みには、11社の企業が参加し、宇都宮大学の先生方を中心に「金属材料の加工技術」と「材料特性の評価・解析」に関する二つのテーマに分れてグループディスカッションを行いました。参加された企業からは「他の参加者の意見に触発された」、「新たな気付きにつながった」、「自社の技術力向上に努めていきたい」など多数の意見が寄せられました。中小企業の経営者にとっては、大学で研究されている最先端の技術や評価方法に触れることで、日ごろ悩んでいた課題解決のヒントや技術力向上のアイデア創出につながる貴重な機会になったようです。中には、大学との共同研究に発展する事例や大学の先生と個別相談の機会を得た企業もありました。足利銀行営業推進部の髙原部長代理は、「中小企業と大学の接点は意外に少なく、『大学は敷居が高い』と考える経営者が少なくないことから、企業の課題を把握した銀行が研究機関である大学との橋渡し役を担うことは重要だと考えています。『ひざづめミーティング』は、地元中小企業の課題解決支援が目的であり、新技術の創出や、イノベーションにつながる研究など、事業の発展、延いては地域経済の発展にまで繋がる可能性のある取組みであり、今後も地域のものづくり産業を盛り上げていきたい」と話してくれました。足利銀行では、この他にも「ものづくり」や「食品」の分野でビジネスマッチング(商談会)に取り組んでおり、常陽銀行との連携により、広域ネットワークを活用した販路拡大のチャンスを提供する等、充実した企業支援を展開しています。4